大切な方から依頼された書
思い切り春の芽吹きを詰め込んでみました。
先に家族の今の現状や、想いをお聴きして。
私なりにどうすれば彼女のお宅に優しい温かな風が吹き込むかな。。って考え、手を動かし続けていたらこちらが描けました。
彼女の娘の名前は『呼春』koharu。
そう、名の通り春を呼び寄せる力がある女の子です。
だけど、最近では笑顔も冷め怪我続き、完治しない、落ち込む。。さらに家庭内も言葉が無くなる。。寂しい
やっぱりこの呼春ちゃんが芽吹かないと家内に明さと、よい風が戻って来ないんじゃないかなと思いました。
また、それに続く娘の名前は『結夏』yuika。
彼女が呼春ちゃんが全開に良い気を呼び寄せ開いたゲートをキュッと閉める役なのではないかと母の話から私は解釈しました。
このご家族には、富士市吉原の血が流れている。
伝統文化や祭り行事、地元八坂神社を大切に守ってきた家庭で育っています。
だから、必ず入れたかったのが神社。
先ず、丸い縁(円)を描き左上に桜を。
次に右の竹。グングン伸びる竹は娘さん達の真っ直ぐ伸びる成長を。また足元には次の芽吹きの竹の子を二つ。
神社には八坂神社と文字を打ち、真ん中に春の象徴でもある鯉のぼりを描きました。
つくし、華やかな色の蝶に数匹桜と戯れて飛んでもらい、縁の上を歩くてんとう虫を2匹描いた。こちらはご両親のつもり。
池の中にはめだかを泳がせてみた。
メインはグングン昇っていく燕。青空高く、高く自由に羽根を広げて飛びまわります。
寿の字と、2人の娘の名前、右端の神社上には母からの願いの言葉。
真ん中には『Spring has come』
全部母の想いを代筆できた!
さぁ春よこいっ
写真一枚一枚に。佳心が書にのせた想いを解説してあります(*^^*)
ご依頼有難うございました